夜になっても赤ちゃんが寝ない。寝たと思ったら1時間で起きる。新米パパ・ママにとって、これほど心身にこたえることはそうありません。でも安心してください。ほとんどの場合、夜寝ないのには理由があり、理由が分かれば、たいていできることがあります。ここでは「赤ちゃんが夜寝ないのはなぜ?」によくある答えと、それぞれのやさしい対策を順番に見ていきましょう。
赤ちゃんが夜寝ない、よくある6つの原因
1. 昼夜逆転(新生児期)
生まれたばかりの赤ちゃんには、まだ体内時計がありません。午後はぐっすり眠り、真夜中にぱっちり目を覚ます「昼夜逆転」はよくあることで、多くは生後6〜8週ごろまでに自然に整っていきます。後押しするには、昼は明るく、にぎやかに、たくさん関わる。夜は暗く、静かに、退屈に。夜中の授乳は照明を落とし、話しかけや遊びは控えめにしましょう。
2. 疲れすぎ
逆のように聞こえますが、疲れすぎた赤ちゃんほど眠りに抵抗します。起きている時間が長すぎると体が興奮状態になり、寝つきにくく、夜中にも起きやすくなるのです。対策は、寝かせる時間を少し早めることと、月齢に合った「活動時間」(起きていられる時間)を意識すること。大泣きになる前、最初の眠いサインで布団に連れて行きましょう。
3. おなかがすいている
生後数か月は、夜中の授乳が本当に必要です。胃が小さく、すぐに空になるからです。日中にしっかり飲めているかを確認しつつ、最初の数か月は夜間授乳があるものと考えておきましょう。成長の節目には、一時的に夜の授乳が増えることもよくあります。空腹のサインの見分け方は赤ちゃんのおなかがすいたサインで紹介しています。
4. 寝かしつけのくせ(入眠の習慣)
授乳しながら、揺らしながら、抱っこしながらでないと眠れない赤ちゃんは、眠りのサイクルの合間に浅く目を覚ますたびに、同じ手助けを必要とすることがあります。これが1〜2時間おきに起きる理由になることも。眠そうだけれどまだ起きている状態で布団に置く機会を少しずつ増やすと、自分でサイクルをつなぐ練習になります。
5. 成長の節目・睡眠退行
寝返り、おすわり、はいはいといった新しい動きや、脳の急な発達は、数週間ほど睡眠を乱すことがよくあります。代表的なのが4か月の睡眠退行です。どれも一時的なもの。生活リズムを変えずに続けることが、乗り切るいちばんの近道です。
6. 体の不快感
お腹のガス、歯の生え始め、暑すぎる・寒すぎる部屋、吐き戻し(胃食道逆流)、体調不良なども眠りを妨げます。いつもと違って急に起きるようになったときは、まず体の不快感がないかを確認しましょう。夕方から夜に長く泣く場合は、コリックと黄昏泣きの記事も参考にしてください。
原因別・まず試したいこと
| 原因が… | まず試したいこと |
|---|---|
| 昼夜逆転 | 昼は明るく活動的に、夜は暗く静かに |
| 疲れすぎ | 寝る時間を早める、活動時間を短めに |
| おなかがすいている | 日中にしっかり授乳、夜間授乳は自然なことと考える |
| 寝かしつけのくせ | 眠そうだけど起きている状態で寝かせる、毎晩同じ流れ |
| 体の不快感 | 室温、ガス、歯の生え始め、体調をチェック |
土台になるのは「毎晩同じ寝かしつけルーティン」
原因が何であっても、落ち着いた、予測できる寝かしつけのルーティンは、いちばん効果的な道具です。授乳、お風呂(または体をふく)、照明を落とす、歌や絵本。同じ短い流れを毎晩くり返すことで、赤ちゃんの脳は「次は眠る時間だ」と覚えていきます。寝室は暗く、静かに、涼しめに。ホワイトノイズを使うと、眠りのサイクルの切り替わりがなめらかになることもあります。月齢ごとの睡眠時間の目安は、赤ちゃんの睡眠時間の目安で一覧にしています。
夜中に起きるパターンを見つける
夜中の3時に、記憶だけで眠りのパターンを見つけるのはほぼ不可能です。Trackeronなら、昼寝、寝た時刻、夜中に起きた時刻を1タップで記録でき、分かりやすいグラフにまとめてくれます。疲れすぎなのか、寝る時間が遅すぎるのか、一時的な睡眠退行なのか。当て推量ではなく、実際の記録をもとに判断できます。パパとママが交代で寝かしつけている家庭なら、同じ育児記録アプリに記録しておけば、夜の様子を共有しやすくなります。
小児科に相談したほうがよいとき
夜中に起きること自体は、ほとんどが正常なものです。ただ、次のようなときは小児科に相談しましょう。
- 体重が増えていない
- 具合が悪そう、どこか痛そうに見える
- 寝るたびに何をしても泣きやまない
- いびきがひどい、眠っている間に呼吸が止まるように見える
- 生後3か月未満で38℃以上の熱がある(すぐに受診を)
そして、寝不足でパパ・ママ自身がつらくなっているときも、相談してよいサインです。乳幼児健診や地域の保健センターでも睡眠の悩みを相談できます。夜間や休日に受診を迷ったら、小児救急電話相談(#8000)へ。
まとめ
赤ちゃんが夜寝ないときは、まず考えられる原因を探し、毎晩同じルーティンを頼りにして、時期が過ぎるのを少し待ってみましょう。1歳までの睡眠はどんどん変わっていくもの。記録をつけておくと、パターンも、次にやるべきことも、ぐっと見えやすくなります。
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よくある質問
赤ちゃんが夜寝ないのはなぜですか?
よくある原因は、昼夜逆転、疲れすぎ、空腹、授乳や抱っこでないと眠れない寝かしつけのくせ、寝返りなどの成長の節目や睡眠退行、ガスや歯の生え始めといった体の不快感です。原因が分かれば、多くの場合できる対策があります。
新生児の昼夜逆転はいつ治りますか?
多くは生後6〜8週ごろまでに自然に整っていきます。昼は明るく活動的に、夜は暗く静かに過ごすことで、昼と夜の違いを覚える手助けができます。
赤ちゃんは何歳から夜通し寝ますか?
個人差がとても大きいです。生後6か月ごろまでに長く眠れるようになる赤ちゃんは多いですが、「夜通し寝る」のは決まった発達の節目ではなく、授乳や気質、生活リズムによって変わります。
泣いても見守る「ねんねトレーニング」はしたほうがいいですか?
やさしい方法からしっかり形の決まった方法まで、寝かしつけの考え方はいろいろあります。赤ちゃんと家族に合ったものを選べばよく、唯一の正解はありません。不安があれば小児科や保健センターで相談しましょう。
どんなときに小児科に相談すべきですか?
体重が増えない、具合が悪そう、寝るたびに泣きやまない、いびきがひどい・呼吸が止まるように見えるときは相談してください。生後3か月未満で38℃以上の熱はすぐに受診を。迷うときは#8000も利用できます。