新米パパ・ママからよく聞かれるのが、「赤ちゃんの睡眠時間って、どれくらいが普通なの?」という質問。シンプルに見えて、答えは月齢によって大きく変わります。新生児と1歳では、眠り方がまったく違うからです。月齢に合った目安を知っておくと、いつもの眠りのパターンなのか、気にかけたほうがいいサインなのかを見分けやすくなります。
赤ちゃんにとって睡眠は、ぜいたくではなく体に欠かせないもの。眠っている間に成長ホルモンが分泌され、脳は新しく受け取った情報を整理し、体は回復していきます。月齢に合った睡眠がとれている赤ちゃんは、機嫌よく過ごしやすく、授乳もスムーズになりやすいのです。
赤ちゃんの睡眠時間 月齢別一覧(まずは結論)
広く使われている小児の睡眠の目安をもとに、24時間で必要とされる睡眠時間をまとめました。
| 月齢 | 1日の合計睡眠 | 夜の睡眠 | 昼寝 |
|---|---|---|---|
| 新生児〜3か月 | 14〜17時間 | 8〜9時間(細切れ) | 4〜6回 |
| 4〜6か月 | 12〜16時間 | 9〜11時間 | 2〜3回 |
| 6〜12か月 | 11〜14時間 | 10〜11時間 | 2回 |
| 1〜2歳 | 11〜14時間 | 10〜11時間 | 1回 |
あくまで目安で、赤ちゃんによって幅があります。表の数字にぴったり合わなくても、元気に飲んで育っていれば心配しすぎる必要はありません。
新生児(0〜3か月)の睡眠時間:14〜17時間
新生児は、昼も夜もほとんど眠って過ごします。ただし、その眠りは短く細切れ。胃が小さく2〜3時間で空になるため、昼夜関係なく授乳のたびに起きます。まだ昼と夜のリズムができていないので、午後に4時間ぐっすり眠ったかと思えば、夜中の2時にぱっちり目を覚ましていることも。これはまったく正常なことで、生後数週間のうちに「直す」ものではありません。
この時期に大切なのは、1回ごとの長さではなく24時間の合計です。よく飲み、体重が増え、合計でだいたい14〜17時間眠れていれば、パパ・ママにとっては細切れでも、赤ちゃんには必要な睡眠がとれています。
4〜6か月:リズムが整い始める
生後4〜6か月ごろになると、体内時計(概日リズム)が育ってきます。夜にまとまって眠る時間が長くなり、昼寝は2〜3回の予測しやすいかたまりに。夜に6時間以上続けて眠る赤ちゃんも出てきます。一方で、この時期によく話題になるのが「4か月の睡眠退行」。睡眠のサイクルが大人に近づく成長の過程で一時的に眠りが乱れるもので、育て方のせいではありません。
6〜12か月:昼寝は2回、夜はまとまって
生後6か月を過ぎると、多くの赤ちゃんは1日の合計で11〜14時間眠り、その大部分が夜の睡眠になります。昼寝は午前と午後の2回が目安です。毎晩同じ流れの寝かしつけのルーティンを作るのにぴったりの時期で、リズムが予測しやすいほど、寝つきもスムーズになっていきます。
1〜2歳:昼寝は1回に
1歳を過ぎると、昼寝は少しずつ1回にまとまっていきます。合計は11〜14時間ほど。移行期には、2回だと夜に寝ない、1回だと夕方にぐずる、という日が続くこともありますが、多くは自然に落ち着きます。
睡眠が足りているか、どう見分ける?
数字はあくまでガイドで、ルールではありません。赤ちゃんは一人ひとり違います。正確な時間を追いかけるより、しばらくの間のパターンを見ていきましょう。
| 足りているサイン | 寝不足かもしれないサイン |
|---|---|
| 機嫌よく目を覚ます | いつもぐずっている |
| よく飲む | なかなか寝つけない |
| 起きている時間に機嫌がよく、周りをよく見ている | 昼寝がとても短い |
| 眠る時間帯がなんとなく決まってくる | 疲れすぎてかえって寝ない(過覚醒) |
意外かもしれませんが、疲れすぎた赤ちゃんほど寝かしつけに苦労します。夜になかなか寝ないときの原因と対策は、赤ちゃんが夜寝ない原因と対策でまとめています。
安全な寝かせ方も忘れずに:1歳になるまでは、寝かせるときは仰向けが基本です。かための敷き布団やマットレスを使い、顔のまわりにぬいぐるみや柔らかい枕、ふわふわの掛け物を置かないようにしましょう。気になることは乳幼児健診や小児科で相談してください。
赤ちゃんの睡眠をラクに記録する
「今日どれくらい寝たっけ?」を記憶だけで答えるのは、寝不足の頭にはなかなか大変です。Trackeronなら、昼寝も夜の睡眠も1タップで記録でき、1日・1週間のグラフで本当のパターンが見えてきます。月齢の目安と見比べたり、乳幼児健診で記録を見せたりするのにも便利です。何をどう記録すればいいかは育児記録のつけ方を、育児記録アプリの詳細はトップページをご覧ください。
小児科に相談したほうがよいとき
授乳のために起こしてもなかなか起きない、いつもと比べて極端に眠ってばかりいる、ぐったりしている、いびきがひどい・呼吸が止まるように見える、体重が増えないといったときは、早めに小児科に相談してください。生後3か月未満で38℃以上の熱がある場合はすぐに受診を。夜間や休日に迷ったら、小児救急電話相談(#8000)も利用できます。
まとめ
赤ちゃんに必要な睡眠時間は、月齢しだい。新生児は14〜17時間、1歳ごろには11〜14時間に落ち着いていきます。ひと晩ごとの出来に一喜一憂するより、しばらくの合計とパターンを見ていきましょう。焦りではなく、記録が教えてくれるパターンを頼りに。
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よくある質問
新生児の睡眠時間は1日どれくらいですか?
新生児(0〜3か月)は1日に14〜17時間ほど眠るのが目安です。ただし2〜3時間おきに授乳で起きるため、眠りは昼夜を問わず細切れです。1回の長さより、24時間の合計で見ましょう。
生後2か月の赤ちゃんはどれくらい寝ますか?
1日に14〜16時間ほどが目安で、4〜6回に分かれて眠り、夜中も授乳のためにたびたび起きます。
赤ちゃんが夜通し寝るのはいつからですか?
生後6か月ごろまでに夜6時間以上続けて眠る赤ちゃんは多いですが、「夜通し寝る」時期は授乳、気質、生活リズムによって大きく違います。決まった時期があるわけではありません。
新生児がよく寝るのは問題ありませんか?
新生児はよく眠るのが普通です。定期的に起きて授乳でき、体重が増えていれば、たくさん眠るのは健康的なことです。授乳のために起こしてもなかなか起きない場合は、小児科に相談してください。
昼寝は何回が目安ですか?
新生児〜3か月は4〜6回、4〜6か月は2〜3回、6〜12か月は2回、1〜2歳は1回が目安です。赤ちゃんによって幅があるので、機嫌や夜の眠りとあわせて見ていきましょう。